「デザインに一目惚れしたけれど、カドー サーキュレーターの口コミや評判を調べると『うるさい』『壊れやすい』といった声があり不安」
3万円近い価格のプレミアム家電となれば、購入に慎重になるのは当然のことです。特に、生活空間の質を大切にするあなたにとって、インテリアを格上げしてくれる美しさは魅力的である一方、家電としての基本性能や耐久性で失敗したくはないはずです。
株式会社カドー(cado)が展開する除菌サーキュレーター「STREAM 1800」は、単なる送風機ではありません。空間の空気を循環させながら除菌まで行う、いわば「空気質のマネジメントデバイス」です。しかし、その特殊な構造ゆえに、一般的な扇風機とは異なる特徴や注意点が存在することも事実です。
この記事では、データに基づいた客観的な視点と、実際のユーザーの声を徹底的に分析し、カドーサーキュレーターの真の実力を検証します。デザイン性だけで選んで後悔しないために、メリットだけでなくデメリットも包み隠さずお伝えします。
- デザインと機能性: なぜSTREAM 1800は「空間投資」と呼ばれるのか、その技術的背景を解説。
- 音の真実: 「うるさい」と言われる52dBAの騒音レベルと、静音運転の実態。
- 故障とメンテナンス: 首振り機能のトラブル事例と、長く使うための具体的な対策。
- 競合比較: バルミューダなどのライバル機と比較し、あなたが選ぶべき一台を明確化。
カドー STREAM 1800とは?評判を呼ぶ3つの理由

日本の家電市場において、サーキュレーターは長らく「エアコンの補助」や「部屋干しのアシスト」という黒子的な役割を担ってきました。しかし、カドーが提案するSTREAM 1800(STR-1800)は、その概念を根底から覆すプロダクトです。
多くのユーザーがこの製品に惹かれる理由は、単に風を送る道具としてではなく、置くことで部屋のグレードを高め、空気そのものを清浄にするという「プラスアルファの価値」にあります。まずは、口コミで高く評価されるその核心的な3つの理由を、技術的な側面から深掘りします。
空気そのものをデザインする「空間投資」としての価値
カドー(cado)というブランドは、「We design for atmosphere(空気をデザインする)」というフィロソフィーを掲げています。これは、製品単体の造形美を追求するだけでなく、その製品が存在することで変化する「空間全体の空気感」までをデザインするという思想です。
STREAM 1800においても、この哲学は色濃く反映されています。一般的な白物家電に見られるプラスチック特有の光沢感を排除し、マットで落ち着いた質感を徹底。円筒形をベースとしたミニマルなフォルムは、家電というよりも、こだわりの家具やオブジェに近い佇まいを持っています。
- 生活感の消失: 部屋のコーナーや棚の上に置いてもノイズにならず、むしろインテリアのアクセントとして機能します。
- コンパクトな設置面積: A4用紙程度のスペースがあれば設置可能であり、32畳対応というハイパワー機でありながら、圧迫感を極限まで抑えています。
- NFモデルの存在: サカナクションの山口一郎氏が率いる「NF」とのコラボレーションモデルが展開されるなど、カルチャーやデザインに敏感な層から絶大な支持を得ています。
このように、STREAM 1800を購入することは、単にサーキュレーターを買うのではなく、「美しい空間と澄んだ空気」への投資であると言えます。この点が、機能重視の他社製品と一線を画す最大の評判ポイントとなっています。
32畳まで届く!独自「ハイブリッドファン」の技術的特異性
デザインだけに目が向きがちですが、STREAM 1800の真価はその内部構造、特に流体力学に基づいた「ハイブリッドファン」にあります。
一般的なサーキュレーターは単一形状のプロペラファンを使用しますが、STREAM 1800は役割の異なる2種類の翼を組み合わせた特殊なファンを採用しています。これにより、小型の筐体からは想像できないほどの送風能力を実現しています。
| 翼の種類 | 役割とメカニズム |
|---|---|
| 外周翼 (Outer Blades) | 【送風・拡散】 ファンの外側に配置された翼です。風速を高め、直進性の強い気流を生み出します。この強力な推進力により、最大到達距離18メートルという驚異的な送風性能を実現しています。 |
| 内周翼 (Inner Blades) | 【吸引・整流】 ファンの内側に位置する翼です。前方の空気を送り出すのではなく、本体内部のオゾンユニットや触媒フィルターへ向けて空気を「引き込む」、あるいは気流を整える役割を果たします。 |
この二重構造により、単に空気をかき混ぜるだけでなく、「除菌されたきれいな空気を、強力な直進風に乗せて部屋の隅々まで届ける」ことが可能になります。
最大到達距離18メートルというスペックは、一般的な日本の住宅のリビング(長手方向で5〜8メートル程度)であれば余裕を持ってカバーできる数値です。吹き抜けのある空間や、縦長のLDK、あるいはオフィス環境であっても、滞留しがちな空気を確実に循環させることができます。この「小さくてパワフル」というギャップが、多くのユーザーから高い評価を得ている技術的な裏付けです。
季節家電を超えた「オゾン空間除菌」のメカニズム
「カドー サーキュレーター 口コミ 評判」と検索する方の多くが関心を寄せるのが、製品名にもある「除菌機能」です。STREAM 1800は、サーキュレーターに低濃度オゾン放出ユニットと触媒フィルターを組み込むことで、空気清浄機のような役割も果たします。
オゾンによる除菌・消臭プロセス
- オゾンの生成: 本体内部のユニットで、人体に安全なレベルの低濃度オゾン(O3)を生成します。
- 分解と不活性化: オゾンは強力な酸化力を持っており、空気中に浮遊する細菌やウイルス、悪臭の原因物質と反応してこれらを分解・不活性化させます。
- 触媒フィルター: 吸い込んだ空気を触媒フィルターに通すことで、オゾンの反応を補助し、効率的な除菌サイクルを生み出します。
メーカー公表のデータによれば、密閉空間における試験において、5時間の運転で空気中の浮遊菌を99.9%除去する効果が確認されています。
これにより、STREAM 1800は「夏は涼をとり、冬は暖気を循環させる」という従来のサーキュレーターの枠を超え、以下のような通年での活用が可能になります。
- 梅雨〜夏: 部屋干しの洗濯物に風を当て、生乾き臭の原因菌を抑制する。
- 秋〜冬: 窓を閉め切りがちな季節のウイルス対策として、空間を除菌する。
特に、小さなお子様がいるご家庭や、ペットを飼っているご家庭において、この「風を送るついでに空間を除菌できる」というメリットは計り知れません。高機能なカドー加湿器などと同様に、空気質にこだわるユーザーにとって、これ以上ない選択肢となっています。
【徹底分析】カドー サーキュレーターの良い口コミと悪い評判

「カドー サーキュレーター 口コミ 評判」で検索している方が最も知りたいのは、カタログスペックには載っていない「実際の使い心地」でしょう。
ここでは、ECサイトやレビューサイトに寄せられた膨大なユーザーの声を分析し、購入者が実際に感じている「良い点」と「不満点」を包み隠さず整理しました。
良い口コミ:生活感を消すデザインとコンパクトさ
肯定的な意見の中で圧倒的に多いのが、やはりデザインに関する評価です。
- 「部屋に置いても家電という感じがしない。インテリアの一部として馴染む」
- 「32畳対応なのに、想像以上にコンパクトで場所を取らない」
- 「マットな質感が安っぽくなく、所有欲を満たしてくれる」
従来のサーキュレーターは「プラスチック感」が強く、部屋の雰囲気を壊してしまうことが悩みでした。しかし、STREAM 1800はそのノイズを排除し、「出しっぱなしにしておきたい家電」としての地位を確立しています。
良い口コミ:部屋干しのニオイが消える除菌・消臭効果
機能面では、除菌・消臭効果を実感する声が多く挙がっています。
- 「梅雨時の部屋干し臭が気にならなくなった」
- 「帰宅後にスーツに向けて風を当てると、食事のニオイが薄れる気がする」
オゾンによる除菌効果は目に見えにくいものですが、ニオイという分かりやすい指標で効果を実感しているユーザーが多いようです。特に、ワイドハイター等の漂白剤を使用しても落ちきらない部屋干しのニオイ対策として、物理的な風と化学的なオゾンのダブルアプローチが評価されています。

悪い口コミ:風量を上げると「うるさい」という不満
一方で、否定的な口コミの筆頭は「運転音」です。
- 「風量を上げると換気扇のような音がして、テレビの音が聞こえにくい」
- 「静音なのは『弱』の時だけ。急速モードは爆音」
静音性を期待して購入したものの、大風量時の音の大きさに驚くユーザーが一定数います。この「静音性のギャップ」については後述の章で詳しく検証します。
悪い口コミ:首振り機能の異音やリモコンの反応
操作性や機構に関する指摘も見受けられます。
- 「首振り時に『カタカタ』という異音がすることがある」
- 「リモコンの受光部が下にあるため、近くから操作しようとすると反応が悪い」
- 「上下の首振りが手動なのが面倒。フルオートにして欲しかった」
特に上下角度調整が手動である点は、洗濯物に風を当てる際の手間として、不満につながりやすいポイントです。
後悔しないために!「故障」「音」「掃除」の真実を検証

ネガティブな口コミを見ると「本当に買って大丈夫か?」と不安になるかもしれません。しかし、欠点のない製品は存在しません。重要なのは、その欠点が「許容できるものか」、そして「対策可能か」を知ることです。
ここでは、検索サジェストにも出てくる「故障」「音」「掃除」という3大懸念点について、その真実と対策を解説します。
「壊れやすい」は本当?首振りトラブルとサポート体制
「カドー サーキュレーター 故障」という検索ワードが見られる背景には、首振り機構のトラブル報告が含まれています。
- 実態: 首振り機能は物理的に稼働する部分であり、どのメーカーのサーキュレーターにおいても最も故障頻度が高い部位です。STREAM 1800特有の欠陥というよりは、可動部を持つ家電の宿命と言えます。
- サポート: 「購入1年強で故障し、有償修理になった」という声もあります。プレミアム家電である分、修理費用も安くはありません。
- 対策: 公式オンラインストア等では、通常の1年保証に加え、特典として保証期間が延長されるケースがあります。購入ルートを選ぶことで、万が一のリスクを最小限に抑えることが可能です。
騒音レベル52dBAの正体!静音と轟音の境界線はどこか
「うるさい」という評価の正体は、風量による劇的な騒音レベルの変化にあります。
| 風量設定 | 騒音レベル | 体感イメージ | 評価 |
|---|---|---|---|
| 弱(風量1〜2) | 約21dBA | 木の葉が触れ合う音 | 極めて静か 就寝時でも全く気になりません。 |
| 強〜急速 | 最大52dBA | 静かな事務所、エアコンの室外機 | うるさい テレビの視聴や会話の妨げになるレベル。 |
結論: 寝室で「そよ風」として使う分には無音に近い快適さを提供しますが、リビングで「換気」のために最大パワーで回すと、それなりの風切り音が発生します。これは、コンパクトな筐体で32畳分の空気を動かすためにファンを高回転させる必要がある物理的なトレードオフです。「急速モードは人がいない時に使うもの」と割り切るのが正解です。
掃除は面倒?フロントグリル分解とフィルターお手入れ手順
サーキュレーターは埃を吸い寄せやすいため、メンテナンス性は非常に重要です。STREAM 1800は、掃除のしやすさに配慮した設計になっています。
- フロントグリルの取り外し: ロックレバーを解除するだけで、工具なしで簡単に取り外せます。
- ファンの水洗い: ファン自体も取り外して丸洗いが可能です。これは清潔を保つ上で大きなメリットです。
- 触媒フィルターの掃除: 背面のフィルターは水洗い不可のため、掃除機で埃を吸い取ります。
「ネジを外す手間がないので掃除が楽」という評価が多く、メンテナンスのハードルは低い部類に入ります。ただし、触媒フィルターを濡らさないようにだけ注意が必要です。
【対策】長期保証と正しいメンテナンスで寿命を延ばす
高価な製品を長く愛用するためには、以下の2点を徹底してください。
- フィルター掃除をサボらない: 目詰まりはモーターへの負荷を高め、故障の原因になります。
- 保証の確認: 購入時に延長保証のオプションがある場合は、加入を強く推奨します。
実際の使い勝手は?衣類乾燥と操作性の評価

18mの直進風とオゾンで攻める「衣類乾燥」の実力
梅雨や冬季の洗濯物対策として導入を検討している方にとって、STREAM 1800は強力な味方になります。
最大到達距離18mという直進性の強い風は、密集して干した洗濯物の隙間まで入り込み、湿気を弾き飛ばします。さらに、オゾンを含んだ風を当てることで、生乾き臭の原因菌の増殖を抑制します。「早く乾く」だけでなく「臭わない」という結果をもたらすため、部屋干し派の満足度は非常に高いです。
マグネットリモコンの利便性と「手動」上下角度の評価
操作性には一長一短があります。
- メリット(マグネットリモコン): リモコンは本体中央のファンガード部分にマグネットで貼り付けて収納できます。「リモコンどこいった?」という日常のストレスから解放され、デザイン的な統一感も保たれます。
- デメリット(上下手動): 左右の首振りは自動(約120度)ですが、上下の角度調整(約90度)は手動です。高い位置の洗濯物に風を当てる際、わざわざ本体のところへ行って角度を変える必要があります。
「フルオートで部屋中を撹拌してほしい」というニーズには完全には応えられない仕様ですが、狙った場所にピンポイントで風を送る用途には適しています。
カドー vs バルミューダ!高級サーキュレーター徹底比較

デザインサーキュレーターの二大巨頭といえば、カドー(cado)とバルミューダ(BALMUDA)です。購入を迷われる方が多いため、スペックと特徴を比較しました。
価格・機能・電気代のスペック比較表
| 比較項目 | cado STREAM 1800 | BALMUDA GreenFan C2 |
|---|---|---|
| 実勢価格 | 約29,920円〜 | 約34,100円〜 |
| 空気清浄機能 | オゾン空間除菌 (分解・除去) | 活性炭脱臭フィルター (吸着・脱臭) |
| 風の質 | 循環・拡散重視 (ハイブリッドファン) | 浴びる風重視 (二重構造ファンによる自然風) |
| 首振り機能 | 左右自動 / 上下手動 | 上下角度調整のみ(自動首振りなし) |
| 電源 | ACアダプター(コード必須) | 別売バッテリーでコードレス化可能 |
| 最大風量騒音 | 52dBA | 52dBA |
「循環」のカドーか、「自然風」のバルミューダか
比較表から、それぞれの得意分野が明確になります。
- カドー STREAM 1800を選ぶべき人:
- 部屋全体の空気を強力に循環・撹拌させたい(自動首振りが必要)。
- ウイルスや菌対策として、能動的な「除菌」機能を重視する。
- カドー布団乾燥機などのデザイン家電と統一感を持たせたい。
- バルミューダ GreenFan C2を選ぶべき人:
- コードレスで家中を自由に移動させたい。
- 体に直接当たり続けても疲れない、柔らかい「自然な風」を求めている。
- 主に料理臭などの「脱臭」を重視する。
「空気を洗う・循環させる」ならカドー、「風を浴びる・持ち運ぶ」ならバルミューダという選び方が正解です。
ランニングコストは?電気代と触媒フィルター交換費用

購入後の維持費も確認しておきましょう。
DCモーターで省エネ!1ヶ月の電気代シミュレーション
STREAM 1800は省エネ性能に優れたDCモーターを採用しています。
- 消費電力: 2W(最小)〜24W(最大)
- 電気代の目安:
- 最小風量で24時間つけっぱなし:約1.5円/日
- 最大風量で1日8時間使用:約6円/日
- 1ヶ月の電気代:約50円〜200円程度
エアコンの空調効率を上げて節電できる効果を考えれば、電気代は実質プラスに働くと考えられます。
触媒フィルターの交換時期と維持費の目安
除菌・消臭性能を維持するためには、消耗品である「触媒フィルター(FL-S1800)」の交換が必要です。
- 交換頻度: 6ヶ月〜1年に1回
- 価格: 約3,080円(税込)
- 年間コスト: 約3,000円〜6,000円
これを「高い」と感じるかもしれませんが、空気清浄機としての機能を兼ね備えていると考えれば、決して高すぎる維持費ではありません。
【まとめ】カドー サーキュレーターの口コミや評判の最終結論

カドー STREAM 1800の口コミ評判と、実際の機能性について検証してきました。
結論として、このサーキュレーターは以下のような方に強くおすすめできます。
- インテリアへのこだわりが強い方: 生活感のない、美しい空間を作りたい。
- 衛生管理を徹底したい方: 小さな子供やペットのために、空気中の菌やニオイを抑制したい。
- 広いLDKにお住まいの方: エアコンの効きムラを解消し、快適な室温を保ちたい。
逆に、「とにかく静かなものがいい(強運転時も含め)」「首振りは上下左右フルオートがいい」という方には不向きかもしれません。
しかし、「空間の質(空気の清浄度と視覚的な美しさ)を向上させる投資」として捉えるならば、STREAM 1800は唯一無二の価値を提供してくれるプロダクトです。その美しいフォルムから放たれる清浄な風は、あなたの生活空間を確実にワンランク上のものへと変えてくれるでしょう。
カドー サーキュレーターに関するよくある質問(FAQ)

Q1. カドー サーキュレーターの掃除頻度はどれくらいですか?
A. 使用環境にもよりますが、2週間〜1ヶ月に1回程度、フロントグリルやファンに溜まった埃を取り除くことをおすすめします。触媒フィルターは水洗いできないため、掃除機で埃を吸い取ってください。こまめな掃除は静音性の維持や故障予防にもつながります。
Q2. 扇風機として使う場合、風は直接当たっても疲れませんか?
A. STREAM 1800の風は直進性が強いため、至近距離で長時間体に当て続けると疲れを感じる場合があります。扇風機として使う場合は、「弱」モードを使用するか、壁や天井に向けて風を送り、間接的な気流(空気の流れ)を感じる使い方が推奨されます。
Q3. 「カドー サーキュレーター 止まる」という検索ワードが気になります。
A. 稀に、電源プラグの接触不良や、長時間の連続運転による安全装置の作動などで停止するケースが報告されています。また、首振り機能の不具合で動作が止まる場合もあります。頻繁に止まる場合は故障の可能性があるため、購入店の保証規定を確認し、サポートへ相談することをおすすめします。
Q4. カドー STREAM 1800はどこで買うのが一番お得ですか?
A. 価格は基本的に定価販売されていることが多いですが、公式オンラインストアや正規取扱店であれば、保証期間の延長キャンペーンやポイント還元が受けられる場合があります。特に故障リスクを気にする方は、サポート体制が明確な公式ルートや信頼できる家電量販店での購入をおすすめします。

