「スノボでネックウォーマーはいらないのでは?」と疑問に思っていませんか。確かに、息苦しさや暑さを理由に、その必要性を感じない方もいるかもしれません。
しかし、スキー場での防寒や日焼け対策として、ネックウォーマーは重要な役割を持っています。
この記事では、スノボでネックウォーマーがいらないと感じる理由と、その必要性について詳しく解説します。息苦しくない付け方や、万が一忘れた場合の代用品、薄手や普通のタイプといった種類ごとの特徴も紹介します。
レディース・メンズ別のおしゃれで人気なアイテムや、自分に合うおすすめの選び方を知って、冬のゲレンデを快適に楽しみましょう。
- ネックウォーマーが「いらない」と感じる理由と本当の必要性
- ネックウォーマーの種類や薄手と普通のタイプとの違い
- ゴーグルが曇りにくい快適な付け方
- おしゃれな人気アイテムの選び方や忘れた時の代用品
スノボでネックウォーマーはいらないのか

- ネックウォーマーがいらないと感じる理由
- スノボでのネックウォーマーの必要性
- ネックウォーマーの種類と特徴
- 薄手と普通のネックウォーマーの違い
- 快適さが変わるネックウォーマーの付け方
ネックウォーマーがいらないと感じる理由
スノーボードを楽しむ際に、ネックウォーマーが「いらない」と感じる方には、いくつかの共通した理由があります。
最も多く聞かれるのが、快適性に関する問題です。
例えば、滑走中にネックウォーマーで口元や鼻まで覆うと、息苦しさを感じることがあります。
特にフリースなどの厚手の素材では、吐いた息がこもりやすく、不快に感じてしまうかもしれません。
また、運動量が増えて体温が上がると、首回りが暑くなりすぎてしまい、「雪山で大汗をかいた」という経験から、かえって邪魔に感じてしまうケースもあります。
さらに、吐いた息に含まれる水蒸気でネックウォーマーが濡れたり、それが凍り付いたりして、逆に冷たさを感じてしまうことも「いらない」と判断する一因になります。
ゴーグルが曇る原因になると感じている方もいるでしょう。
スノボでのネックウォーマーの必要性

では、スノボにおけるネックウォーマーの必要性はどこにあるのでしょうか。
主な役割は「防寒」と「日焼け対策」の2点に集約されます。
ゲレンデは標高が高く、気温が低いだけでなく、風が強いことも多いです。
スキーウェアやスノボウェアを着ていても、首元には隙間ができやすく、そこから冷たい風や雪が入り込むと、一気に体温が奪われてしまいます。
ネックウォーマーは首元の隙間をしっかりと塞ぎ、体温の低下を防ぐために非常に役立ちます。
また、激しく動いてもマフラーのように取れてしまう心配がないため、ウィンタースポーツに適しているといえます。
もう一つの重要な役割が、日焼け対策です。
雪山は、夏の街中と同等か、それ以上に日焼けしやすい環境とされています。
上からの紫外線に加え、雪面からの強い照り返しもあるため、顔や首元は無防備になりがちです。
ネックウォーマーで顔の下半分や首を覆うことは、こうした紫外線から肌を守るためにとても有効です。
ネックウォーマーの種類と特徴

スノボ用のネックウォーマーには、様々な種類があります。
それぞれの特徴を知ることで、自分に合ったアイテムを選びやすくなりますよ。
標準的な筒状タイプ(短い・長い)
最も一般的で、頭からすっぽりとかぶるタイプです。
高さが20cm程度の「短いタイプ」は、首元の防寒が主な目的で、視界を妨げず、ゴーグルが曇りにくいのが特徴です。
高さ30cm以上の「長いタイプ」は、フェイスマスクのように鼻まで隠すことができ、防寒性を高めたい方におすすめです。
着脱しやすいファスナー付き
ニット帽やヘルメットを着用したままでも、簡単に着脱できるのがファスナー付きのタイプです。
休憩時などに体温調節がしやすいメリットがあります。
頭部までカバーするフードウォーマー
ネックウォーマーとフードが一体化したタイプです。
「バラクラバ(目出し帽)」に近い形状で、頭部や耳までしっかりと覆うため、防寒性が非常に高いのが特徴です。
アクティブに滑る方や、寒さが厳しい日に重宝します。
フィット感を調整できるドローコード付き
ネックウォーマーの上部や下部にドローコード(絞るための紐)が付いているタイプです。
これを絞ることで冷気の侵入をしっかり防ぎ、自分好みのフィット感に調整できます。
滑走中にズレ落ちてくるのを防ぎたい方にも適しています。
薄手と普通のネックウォーマーの違い
ネックウォーマーを選ぶ際、「薄手」と「普通の(厚手の)」もので悩むかもしれません。
この二つの違いは、主に素材と使用目的にあります。
「普通の」ネックウォーマーとしてよく使われるのが、フリース素材やボア素材です。
これらは生地が起毛しており、繊維の間に空気を保持しやすいため、防寒性が非常に高いのが魅力です。
肌触りが優しく、速乾性に優れているものも多いです。
ただし、商品によってはキメが細かい分、通気性が悪く、息苦しいと感じる可能性もあります。
一方、「薄手」のネックウォーマーには、ポリエステル素材やメリノウール素材などがよく使われます。
伸縮性に優れて顔の輪郭にフィットしやすく、着けたときのストレスが少ないのが特徴です。
通気性が良いため息苦しさを感じにくく、「いらない」派だった方にも試してほしいタイプです。
ただし、通気性が良い分、防寒性はフリースなどに比べるとやや劣る場合があります。
素材ごとの詳しい機能性や特徴については、マイナビおすすめナビのような専門メディアでも比較解説されており、自分の目的に合った素材を選ぶ参考になります。
快適さが変わるネックウォーマーの付け方

ネックウォーマーの「息苦しさ」や「ゴーグルの曇り」は、付け方を工夫することで大幅に改善できる場合があります。
ゴーグルを曇らせない付け方
ゴーグルが曇る主な原因は、ネックウォーマー内にこもった暖かい息が、ゴーグルの隙間から入ることです。
これを防ぐには、ネックウォーマーの上端を、ゴーグルの下部(スポンジ部分)に重ねないことが大切です。
ネックウォーマーは鼻の下、または口の下あたりで止め、ゴーグルとの間に少し肌が露出するくらいの位置で調整しましょう。
吐いた息が上に抜けないよう、ネックウォーマーをゴーグルの外側ではなく、内側(肌側)に入れる意識も有効です。
息苦しさを軽減する工夫
息苦しさを感じる場合は、鼻まで覆うのをやめ、口元まで下げるだけでも楽になります。
また、フリース素材ではなく、編み目が少し荒い「ニット素材」や、通気性の良いポリエステル素材の「薄手」タイプを選ぶのも一つの方法です。
商品によっては、鼻や口の部分にエアホール(呼吸用の穴)が設けられているものもあります。
スノボにネックウォーマーはいらない派も納得するアイテムの選び方

- おしゃれで人気なアイテムの選び方
- レディース向けおすすめデザイン
- メンズ向けおすすめデザイン
- ネックウォーマーを忘れた時の代用品
- 最適なネックウォーマーでスノボを楽しもう
おしゃれで人気なアイテムの選び方
スノーボードは、機能性だけでなくファッション性も楽しみたいスポーツです。
ネックウォーマーも、ウェアとのトータルコーディネートを考えて選びましょう。
スキー場では、意外とカラフルなウェアや派手なデザインが映えます。
普段は選ばないような明るい色や柄物も、ゲレンデではおしゃれなアクセントになりますよ。
ただし、ウェアをレンタルする場合は注意が必要です。
どんな色のウェアにも合わせやすいよう、黒やグレー、ネイビーといった無難なカラーや、シンプルなデザインのものを選んでおくと安心です。
最近では、防寒性だけでなくデザイン性にもこだわったアイテムが多く、人気ブランドのロゴが入ったものや、特徴的な柄のものが人気を集めています。
レディース向けおすすめデザイン
レディース向けのネックウォーマーは、防寒性に加えて、デザインや肌触りが重視される傾向にあります。
例えば、ボア素材のネックウォーマーは、その見た目のもこもこ感と抜群の着け心地から、女性にとても人気があります。
また、ニット素材のものも、可愛らしい模様や編み方のデザインが多く、ウェアのアクセントとしておすすめです。
日焼け対策を重視する方には、鼻までしっかり覆える「長いタイプ」が適しています。
少しゆったりしたサイズ感のものを選ぶと、フェイスラインを柔らかく見せる効果も期待できるかもしれません。
明るい色やパステルカラーは、顔周りを華やかに見せてくれます。
メンズ向けおすすめデザイン
メンズ向けのデザインでは、機能性やアクティブな動きに対応できるフィット感が重視されることが多いです。
例えば、頭部まで一体でカバーできるフードウォーマーは、ヘルメットの下にも着用できるものが多く、アクティブに滑りたいボーダーにおすすめです。
また、ドローコード付きのタイプなら、激しく動いてもズレにくく、冷気の侵入をしっかり防げます。
デザインは、ウェアに合わせやすい黒やグレー、アースカラーなどの単色や、ロゴがワンポイントで入ったシンプルなものが人気です。
一方で、迷彩柄やブランド独自のグラフィックなど、コーディネートの主役になるようなデザインを選ぶ方もいます。
ネックウォーマーを忘れた時の代用品
もしネックウォーマーを忘れた場合、スキー場でのレンタルは一般的に行っていないため、現地調達が難しいことがあります。
その際は、他のアイテムで代用することも可能です。
バラクラバ(目出し帽)やフードウォーマー
これらを持っている場合は、ネックウォーマーの代わりとして最適です。
むしろ、これらを使うからネックウォーマーは「いらない」という方もいるほど、防寒性は高いです。
タートルネックのインナー
ウェアの下に着ているインナーがタートルネックであれば、最低限の首元の防寒にはなります。
口元まで覆うことはできませんが、冷気が直接肌に当たるのを防げます。
バンダナやタオル
最終手段として、バンダナやタオルを首に巻く方法もあります。
ただし、これらは雪で濡れると乾きにくく、逆に体温を奪う可能性もあるため、注意が必要です。
マフラーは滑走中にほどけたり引っかかったりする危険があるため、代用品としては推奨されません。
最適なネックウォーマーでスノボを楽しもう

スノボでネックウォーマーは「いらない」と感じていた方も、その理由が息苦しさや暑さだったのであれば、選び方や付け方を見直す価値は十分にあります。
通気性の良い「薄手」の素材を選んだり、鼻まで覆わない「短いタイプ」にしたり、あるいはゴーグルが曇らない「付け方」を試してみたりすることで、不快感は解消されるかもしれません。
防寒対策や日焼け対策として、ネックウォーマーが持つメリットは非常に大きいです。
レディース・メンズともに、おしゃれで人気なアイテムもたくさん登場しています。
この記事を参考に、ぜひご自身にとって最適なネックウォーマーを見つけて、冬のスノーボードをより快適に楽しんでください。
スノボのネックウォーマーに関するよくある質問
Q1. ネックウォーマーはどこまで上げるのが正解ですか?
A1. 目的によりますが、ゴーグルの曇りを防ぎたい場合は、ネックウォーマーの上端がゴーグルのスポンジ部分に重ならないよう、鼻の下か口の下で止めるのがおすすめです。寒さが厳しく鼻まで覆いたい場合は、吐いた息が上に抜けないよう、ゴーグルとの間に隙間を作らないよう意識するか、通気性の良い素材を選ぶと良いでしょう。
Q2. ネックウォーマーが濡れたらどうすればいいですか?
A2. 吐いた息や雪でネックウォーマーが濡れてしまうと、不快なだけでなく、凍って体温を奪う原因にもなります。可能であれば、休憩時に乾かすか、予備のネックウォーマーと交換するのが理想です。フリース素材やポリエステル素材は比較的乾きやすいとされています。
Q3. バラクラバやフードウォーマーとの違いは何ですか?
A3. ネックウォーマーは主に首元(と顔の下半分)を覆うアイテムです。バラクラバは「目出し帽」とも呼ばれ、目以外の顔全体と頭部、首元までを覆います。フードウォーマーはネックウォーマーにフードが付いた形状で、頭部と首元を覆いますが、顔の露出部分はバラクラバより広いです。防寒性は一般的に「バラクラバ > フードウォーマー > ネックウォーマー」の順で高い傾向があります。

