スノボでサングラスはダサい?危ない?初心者が後悔しない選び方

スノボでサングラスはダサい?危ない?初心者が後悔しない選び方

スノボでサングラスをかけるのはダサいのか、それとも上手そうに見えるのか。
ゲレンデで見かけるサングラス派を見て、そう感じたことがある人も多いでしょう。

実際、サングラスにはおしゃれな印象もありますが、初心者が使うには注意点もあります。

僕自身、安物のゴーグルを使って視界が曇り、滑れず帰った経験があるからこそ、安全性の大切さを実感しました。

この記事では、スノボでサングラスが「ダサい」と言われる理由や実際の印象、そして初心者が後悔しない選び方を解説します。おしゃれも安全も両立させたい人にこそ、読んでほしい内容です。

この記事でわかること
  • サングラスが「ダサい」と言われる本当の理由を分析
  • 実際にゲレンデでの印象は「上手そう」と思われるケースも
  • 初心者がサングラスを選ぶときの注意点と安全性
  • サングラス・ゴーグルの正しい選び方とおすすめ導線
もくじ

スノボでサングラスはダサい?その理由と実際の印象

スノボでサングラスはダサい?その理由と実際の印象

スノボでサングラスをかけている人を見ると、「あの人ちょっとカッコつけてる?」と感じることがありますよね。
でも実際は、ゲレンデでサングラスをしている人の印象は人によって大きく違います。
「ダサい」と思う人もいれば、「上手そう」「スタイルがある」と感じる人もいるのが現実です。

スノーボード文化の中で“ゴーグルが当たり前”とされてきた背景があり、そこから外れると少し浮いて見えることがあります。
この「浮く」印象こそが、“サングラス=ダサい”と感じられる一番の理由です。
ただしそれは、見た目や文化的な同調圧力によるもので、決して本人のセンスや滑りの実力を意味するものではありません。

僕が感じるのは、サングラスをかけている人はむしろ上手な人が多いということ。
晴れた日やコンディションが良い日にサングラスで滑っている姿を見ると、「この人、滑り慣れてるな」と思うことが多いです。
つまり「サングラス=ダサい」ではなく、“状況とレベルに応じてアリ”というのが本音です。

サングラスをかけるなら、ウェアや色のバランスも意識してみましょう。
全体のトーンが合っていれば、むしろスタイリッシュに見えます。
ただし、ユニクロやレイバンなどの“街用サングラス”は雪山では機能不足です。
スノボで使うなら、偏光・曇り防止・UVカット機能のあるスポーツタイプを選ぶのが基本になります。

見た目の印象は“何を着けるか”よりも“どう使うか”。
サングラスは使い方次第で、ダサくもカッコよくもなるアイテムといえます。

サングラスが「ダサい」と言われる3つの理由

スノボでサングラスをしている人が「ダサい」と言われる背景には、いくつかの共通した理由があります。
実際にゲレンデの空気を知る人なら、「なるほど」と納得できるポイントが多いはずです。

まず1つ目は、周囲とのスタイルの差です。
スノーボードでは長年「ゴーグルを着けるのが基本」という文化が根づいており、サングラスは少数派です。
そのため、どうしても目立ちやすく、「みんなと違う格好をしている」という印象を与えてしまいます。
とくに初心者がサングラスをかけていると、「形から入っている」と見られてしまうケースもあります。

2つ目は、“カッコつけている”という誤解です。
サングラスはファッション性が強いため、滑りの技術よりも見た目を優先しているように映ることがあります。
実際には日差し対策や視界確保のために使っている人も多いのですが、周囲からは「イメージ先行」と誤解されやすいのです。
この“カッコつけてる感”が、ダサいという印象につながることがあります。

3つ目は、機能面で不安を感じさせる見た目です。
ゴーグルに比べて防風・防雪性が低いサングラスは、どうしても“本格派ではない”という印象を与えます。
さらに雪面の照り返しが強い日や吹雪のときには、サングラスでは太刀打ちできないことも多いです。
そのため、周囲から「大丈夫かな?」と思われる=“見ていて不安になる装備”が、結果的に“ダサい”という評価に変わるわけです。

この3つをまとめると、「ダサい」と言われるのは本人のセンスではなく、文化・誤解・機能の3つが重なった結果だといえます。
つまり、見た目ではなく“状況に合っていない”ことが、印象を左右しているのです。

実際の印象:サングラスの人は上手い人が多い?

実際の印象:サングラスの人は上手い人が多い?

実際にゲレンデに立ってみると、サングラスをしている人は決してダサく見えません。
むしろ僕の印象では、サングラスをしている人ほど上手い人が多いと感じます。
理由は単純で、サングラスを問題なく使いこなせるのは、雪の照り返しや天候の変化を自分で判断できる滑り慣れた人だからです。

上級者やイントラ(インストラクター)の中には、天気が良い日や春雪の時期にサングラスで滑る人が多くいます。
それは見た目を意識しているというよりも、「その日の条件に合わせた装備を選べる」経験値の高さがあるからです。
彼らは雪面の光の反射や風の強さを瞬時に読み取り、視界を保ちながら滑る技術を持っています。
だからこそ、サングラスをしていても危なげなく見え、「あの人、絶対上手い」と感じるわけです。

一方で、初心者が同じようにサングラスをつけて滑ると、印象は全く変わります。
まだ地形や雪質への対応に慣れていない段階では、視界が少しでも悪くなるとバランスを崩しやすい。
そのため、サングラスが“危なっかしく見える”のです。
結局のところ、「ダサい・上手そう」という評価は装備そのものではなく、滑りの安定感で決まるといえます。

サングラスは上級者の“スタイルの一部”として成立しています。
逆に言えば、滑りに余裕がないうちは安全性を優先した方が結果的にカッコいい。
見た目を意識することは悪くありませんが、本当に上手い人ほど「装備より滑り」で魅せるものです。

サングラスでもおしゃれに見せるポイント

「サングラスはダサい」と言われがちですが、実際には選び方と使い方次第で印象は大きく変わります
上級者のように自然に見える人たちは、単に滑りが上手いだけでなく、ウェアや小物のバランスをしっかり考えています。
ここでは、サングラスをおしゃれに見せるための3つのポイントを紹介します。

まず1つ目は、全体の色の統一感です。
サングラスのフレームやレンズカラーを、ウェアやヘルメット、グローブの色と合わせるだけで一気にまとまって見えます。
とくにブラックやグレー、ブラウンなどの落ち着いた色は、どんなコーデにも馴染みやすくおすすめです。
逆に、蛍光色や白系のフレームは浮きやすく、全体がちぐはぐな印象になることがあります。

2つ目は、顔の形に合うフレーム選び
ゲレンデではマスクやフェイスガードを着けるため、普段よりも顔が隠れやすくなります。
その状態でサングラスが大きすぎると、顔のパーツバランスが崩れて不自然に見えるのです。
スポーツタイプのスリムなデザインや、顔に沿うカーブフレームを選ぶと、スッキリした印象になります。

そして3つ目は、機能性を重視することがおしゃれにつながるという点です。
たとえば偏光レンズや曇り防止加工、UVカット機能などは、単に安全面だけでなく「こだわりのある装備」という印象を与えます。
ファッションとしても“道具を理解している人”ほどスマートに見えるものです。

一方で、ユニクロやレイバンといった“街用サングラス”はスノボには不向きです。
どちらもデザイン性は高いですが、風や粉雪の侵入を防ぐ構造ではないため、機能面でどうしても劣ります。
雪山で使うなら、スポーツブランドのスノー専用モデルを選ぶのがベストです。

おしゃれに見せるコツは、「見た目の派手さ」ではなく「機能と一体感」。
滑りと装備の両方に無理がないスタイルが、一番自然でカッコよく見えるのです。

スノボでサングラスは危ない?初心者が知っておくべきリスクと注意点

スノボでサングラスは危ない?初心者が知っておくべきリスクと注意点

サングラスは軽くて手軽な反面、スノボの環境では危険を伴うシーンが多いのも事実です。
とくに初心者や年に数回しか滑らない人にとっては、視界や安全性を確保することが何より大切になります。
ここでは、「サングラスが危ない」と言われる理由を、実際のリスクとともに整理していきます。

まず注意すべきは、雪面からの強い照り返し(反射光)です。
雪は太陽光を80%以上反射するため、サングラスによっては光が目に入り、視界が白く飛んでしまうことがあります。
さらに紫外線量も非常に多く、環境省によると標高が1000m上がるごとにUV量は約10〜12%増えるとされています。
UVカット機能のないサングラスを使うと、いわゆる“雪目”(紫外線性角膜炎)になる危険性があります。

次に、転倒時のリスクです。
サングラスは顔に近い位置に硬いパーツ(フレームやノーズパッド)があるため、転倒してぶつけた際に鼻や頬を傷つけることがあります。
ゴーグルなら柔軟なクッション素材が衝撃を吸収しますが、サングラスはそうはいきません。
特に初心者はバランスを崩しやすいため、ケガのリスクが高くなります。

もう一つ見落とされがちなのが、風や粉雪による視界不良です。
スピードを出したときや強風時にサングラスを使うと、涙が出たり目に雪が入りやすくなります。
その状態で滑ると危険を察知するのが遅れ、転倒や接触事故の原因になることもあります。

僕自身、安物のゴーグルを使ったときに曇りで視界を失い、まともに滑れず帰ったことがあります。
その経験から学んだのは、見た目よりも視界を守る装備が一番大事ということでした。
安全性を軽視しておしゃれを優先すると、結局は楽しめなくなるのです。

サングラスは決して悪い装備ではありません。
しかし、初心者が雪山の厳しい環境を考えずに使うと、思わぬトラブルを招くことがあります。
だからこそ、最初はゴーグルを基本にして、慣れてからサングラスを試す方が安心です。

サングラス使用のリスクと危険性

サングラスをスノボで使う際の一番の問題は、「見えにくさ」と「保護力の低さ」です。
スノーボードはスピードと風を伴うスポーツなので、目を守る装備はただのアクセサリーではなく、安全装備の一部といえます。
ここでは、サングラス使用時に実際に起こり得るリスクを具体的に見ていきましょう。

まずは、雪目(紫外線性角膜炎)のリスクです。
雪面の反射光は非常に強く、裸眼に近い状態のサングラスでは紫外線が角膜に直接届きます。
痛みや涙が止まらなくなるだけでなく、翌日以降も光がまぶしく感じるなどの症状が残ることがあります。
ラ ロッシュ ポゼのデータでも、雪焼けや雪目は真夏の海水浴以上に強い紫外線環境が原因だとされています。

次に、転倒時のケガの危険性です。
サングラスは硬いフレームと金属パーツを使用しているものが多く、転んだときに顔に当たると危険です。
特に氷のように固まったバーンでの転倒は衝撃が強く、鼻や頬を切る可能性があります。
一方でゴーグルはスポンジクッションと広い面で圧を分散させるため、衝撃を吸収しやすい構造になっています。

さらに、強風や吹雪の際の視界不良も見逃せません。
ゴーグルと違いサングラスには密閉性がないため、風が目に直接当たり涙が止まらなくなります。
粉雪がレンズ裏に入り込んで視界を妨げることもあり、結果としてバランスを崩して転倒するケースも珍しくありません。

最後に、曇天・ナイター時の視界の暗さです。
サングラスの多くは濃いカラーのレンズを使用しているため、曇りの日や夜には光量が足りず視界が悪化します。
明るさが足りない状態で滑ると、段差や雪の凹凸が見えづらくなり、非常に危険です。

これらのリスクを考えると、サングラスは“条件を選ぶ装備”であることがわかります。
晴天の日に短時間滑るなら問題ありませんが、初心者や悪天候では避けたほうが賢明です。
滑る環境に合わせた装備を選ぶことこそ、安全でカッコよく見える第一歩なのです。

僕が安物ゴーグルで後悔した話

僕が安物ゴーグルで後悔した話

僕が「ちゃんとしたアイウェアを使うべきだ」と強く感じたのは、ある冬の日の出来事がきっかけでした。
当時はまだスノボを始めたばかりで、「ゴーグルなんてどれも一緒でしょ」と思い、安物のゴーグルをネットで購入しました。
値段は3000円ほど。見た目も悪くなく、最初は「これで十分」と思っていたのを覚えています。

しかし、いざゲレンデに出てみると、すぐに違和感がありました。
ゴーグルの内側が呼吸の湿気で曇り、視界がどんどん白くなっていったのです。
気づけば目の前がほとんど見えず、ターンどころか立っているのも怖いほど。
結局その日は、リフトを数本乗っただけで下山し、滑ることを諦めて帰ることになりました。

あのときの悔しさは今でもはっきり覚えています。
せっかく時間をかけて行ったのに、道具のせいで滑れなかった。

「たった数千円をケチっただけで、1日が無駄になる」

それ以来、僕は視界を守ることを最優先にするようになりました。

この経験を通して感じたのは、スノボの装備は“ファッションではなく安全装備”だということです。
たとえサングラスでも、偏光レンズや曇り防止、UVカットなど、機能性を重視して選ぶ必要があります。
逆に、どんなに見た目が良くても、実際に滑るときに使えなければ意味がありません。

サングラスを否定する気はありません。
ただ、見た目だけで選ぶと後悔するのは僕のような初心者です。
だからこそ、最初は“安全で快適に滑れる装備”を選び、その上でおしゃれを楽しむ方が結果的に満足度が高いと思います。

初心者はゴーグルを選ぶのが無難な理由

サングラスに憧れる気持ちはよく分かります。
軽くておしゃれに見えるし、天気が良い日は気持ちよく滑れそうに感じますよね。
でも、初心者のうちはまずゴーグルを選ぶのが絶対に無難です。
理由は3つあります。

まず1つ目は、保護範囲の広さと密閉性です。
ゴーグルは顔の半分を覆うように設計されているため、風や粉雪が入り込みにくい構造になっています。
さらに柔らかいクッション素材で顔に密着するため、転倒時の衝撃からも目を守ってくれます。
これに対してサングラスは隙間が多く、雪や風が入りやすい。
初心者ほどスピードコントロールが難しいので、視界が乱れると転倒リスクが一気に上がります。

2つ目は、曇り防止機能の違いです。
最近のスノボ用ゴーグルは、二重レンズやベンチレーション構造などで曇りを防ぐ工夫がされています。
一方、サングラスは通気性が高くても防曇加工が弱く、気温差や湿気で一瞬にして曇ることがあります。
僕が安物ゴーグルで滑れなくなったときも、結局は曇り対策を軽視したのが原因でした。

3つ目は、視界の広さと光の調整機能です。
ゴーグルは広角レンズ構造で周辺視野が広く、滑走中の安全確認がしやすいのが特徴です。
また、偏光レンズや可視光調整レンズを採用しているモデルも多く、晴天・曇天どちらでも見やすい視界を保てます。
サングラスは視野が狭く、特に曇りの日や日陰では暗く見える傾向があります。

こうして比べると、初心者がゴーグルを選ぶ理由は単に「安全だから」ではなく、快適に滑るための合理的な選択だと分かります。
サングラスは上級者が天候を選んで使うものであり、慣れるまでは“見た目より実用性”を優先する方が確実です。

もし本格的にスノボを始めるなら、信頼できるブランドのゴーグルを使うのが一番。
「何を選べば良いかわからにからおすすめで」という人はウェアなど一式レンタル可能でチケットも同時に手に入るTRAVEXツアーをチェックしてみてください。

サングラスを使いたい人が知っておくべき選び方と条件

サングラスを使いたい人が知っておくべき選び方と条件

ここまで読んで「それでもサングラスで滑りたい」と思う人もいるでしょう。
僕もその気持ちはよく分かります。サングラスには軽さや通気性といった魅力があり、晴れた日のゲレンデでは気持ちよく滑れることもあります。
ただし、サングラスを使うなら条件と選び方をしっかり理解しておくことが絶対条件です。

スノボでサングラスを使うときの基本ルールは、「天候・時間帯・滑るレベル」の3つを意識すること。
晴天で風が弱く、雪面が安定している日はサングラスでも問題ありません。
逆に、曇天や吹雪、ナイターなどの状況では視界を確保できず危険が伴います。
つまり、サングラスは“いつでも使える装備”ではなく、天候と環境に合わせて使う限定アイテムなのです。

また、使うモデルによって安全性は大きく変わります。
市販の安いサングラスの多くは、紫外線カット率や耐衝撃性能が不十分です。
必ず“スノースポーツ対応モデル”を選ぶようにしましょう。
特に、偏光レンズ・UVカット・防曇加工の3点は最低限チェックしておきたいポイントです。

そしてもうひとつ大切なのが、「自分の滑り方と相性の良いサングラスを選ぶこと」。
例えばグラトリやパークで動きの多い滑り方をするなら、ズレにくいラバータイプやテンプルにグリップがあるモデルが適しています。
一方でクルージング中心なら、可視光透過率の高いクリア寄りのレンズが快適です。

サングラスはおしゃれアイテムであると同時に、安全性を考えた“ツール”でもあります。
選び方さえ間違えなければ、サングラスでも快適に滑ることは十分可能です。
ただし、機能を理解しないまま見た目だけで選ぶと、僕のように後悔することになるかもしれません。
次の項目では、スノボ向けにおすすめのブランドや、選ぶときの基準を詳しく紹介します。

サングラス選びで見るべき機能ポイント

サングラスをスノボで使う場合、デザインだけでなく「機能性」を見極めることが重要です。
雪山の環境は街中とはまったく違い、紫外線・風・粉雪・気温差といった過酷な条件が揃っています。
その中で快適かつ安全に滑るためには、以下の3つのポイントをしっかり押さえておく必要があります。

1つ目は、偏光レンズ(ポラライズドレンズ)です。
偏光レンズは雪面や氷の反射光をカットし、コントラストを高めてくれる機能があります。
これにより、地形の凹凸や影がはっきり見えるため、ターンやジャンプの精度が向上します。
ただし、強い偏光タイプは光を抑えすぎて暗く見える場合があるため、晴天向けに限定して使うのが理想です。

2つ目は、UVカット率(紫外線カット性能)です。
雪面では紫外線の反射が非常に強く、環境省のデータによると紫外線量は標高1,000m上がるごとに10〜12%増加するとされています。
そのため、UV400や99%カットといった表記のあるモデルを選ぶことが大切です。
紫外線を防げないサングラスは、雪目(紫外線性角膜炎)や肌の炎症を引き起こす原因になります。

3つ目は、曇り防止・通気構造です。
滑走中は体温と外気温の差が激しく、レンズの内側に結露が生じやすい環境です。
曇り止めコートやベンチレーション構造があるサングラスなら、視界を安定させることができます。
また、マスクやフェイスガードとの相性も考慮し、風がこもりにくい設計を選ぶとより快適です。

この3点を満たしたサングラスなら、晴れた日のゲレンデでも快適に滑ることが可能です。
そして、滑走前には必ずレンズの汚れや曇り止めの効果をチェックしましょう。
「朝は晴れていたけど午後は雪」というのはよくある話です。
安全な滑走を楽しむためには、道具の状態確認も大切な準備のひとつです。

サングラスを使いこなせれば、軽さと解放感はゴーグルにはない魅力になります。
ただし、そのためには天候を読む力と装備理解の両方が必要だということを忘れないようにしましょう。

おすすめのブランドとモデル傾向

スノボで使うサングラスを選ぶときは、「どのブランドが良いか」よりも「どんな特徴を持ったブランドか」を知っておくことが重要です。
ここでは、実際にゲレンデでの使用実績が多く、信頼性の高いブランドを中心に紹介します。

まず定番として挙げられるのが、OAKLEY(オークリー)です。
プロスノーボーダーの使用率も高く、レンズの歪みが少なく、コントラストを強調して雪面の起伏を見やすくする独自技術「PRIZM」シリーズが有名です。
価格はやや高めですが、晴天・曇天どちらでも視界が安定し、耐衝撃性にも優れています。
上級者はもちろん、初心者でも一度使えば「サングラスでも滑れる」と感じられる品質です。

次におすすめなのが、SMITH(スミス)
スノースポーツ専用ブランドとして知られ、ゴーグル・ヘルメットとの相性も抜群です。
特に「ChromaPop(クロマポップ)」レンズは、色のコントラストを自然に強調してくれるため、視界がとてもクリアになります。
顔の形に合わせたフィット感が高く、風の侵入を最小限に抑える設計も魅力です。

国内ブランドで注目したいのが、SWANS(スワンズ)です。
日本人の顔型に合わせた設計で、鼻周りのフィット感が良く、長時間の滑走でもズレにくいのが特徴。
また、曇り防止コーティングの性能も高く、初心者でも扱いやすいバランスの良さがあります。
価格帯も1万円前後から選べるため、初めての1本としておすすめです。

一方で、Ray-Ban(レイバン)ユニクロのサングラスは、街では十分にスタイリッシュですが、雪山ではおすすめしません。
理由はシンプルで、耐衝撃性・防風性・UVカット性能がスノースポーツ用に設計されていないからです。
実際に使っている人を見ても、ほとんどが短時間の休憩や撮影用で、滑走中には使っていません。
雪山では安全性を最優先に考えるべきです。

サングラスを選ぶときは、「ブランドよりも設計思想」を重視しましょう。
雪山の光・風・気温差を想定して作られたモデルなら、どんなブランドでも十分活躍します。
そのうえで、信頼できるメーカーを選ぶことが、長く安心して使える一番の近道です。

賢い購入先と正規品の選び方

賢い購入先と正規品の選び方

スノボ用サングラスは、見た目が似ていても品質や性能に大きな差があります。
特にネット通販では偽物や並行輸入品も多く出回っており、安さだけで選ぶと安全性を損なうケースもあります。
だからこそ、信頼できる販売元から正規品を購入することが何より重要です。

まず確認したいのが、安全認証の有無です。
レンズの品質を保証する「CEマーク(欧州安全基準)」や「UV400(紫外線100%カット)」などの表記があるかを必ずチェックしましょう。
これらの表示がないサングラスは、たとえ見た目が良くても雪山で使うには不安が残ります。
また、レンズの歪みが少ないか、フレームの剛性が十分かどうかもポイントです。

次に気をつけたいのが、購入経路です。
スノボ用サングラスを扱う店舗は多いですが、量販店やフリマアプリでは保証が付かない場合もあります。
特に高額モデルを買うときは、公式販売店や正規代理店を利用するのが安心です。
ネット購入なら、メーカー公式サイトや認定ショップのリンクを利用しましょう。

そして大事なのが、ツアーを活用する方法です。
装備だけでなく、ツアー全体を安全・快適に楽しめるプランが揃っており、現地でレンタルも可能です。
自分で道具をそろえる前に、一度しっかり整備された環境で滑る経験をしておくと、装備の重要性が体感できます。
ツアー内容やレンタル対応の詳細は、TRAVEX公式スノボツアーページで確認できます。

最後に、購入後はメンテナンスも忘れずに。
レンズの曇り止め処理やケース保管を怠ると、せっかくの高性能サングラスも劣化が早まります。
スノボ用のアイウェアは消耗品ではなく、“安全を守るパートナー”として丁寧に扱うことが大切です。

スノボでサングラスを使うのはアリ?ナシ?僕の結論

スノボでサングラスを使うのはアリ?ナシ?僕の結論

ここまでサングラスの印象や危険性、選び方について解説してきましたが、結論から言うと——サングラスは条件付きでアリです。
ただし、その条件を理解していない初心者にはおすすめしません。

サングラスを使う最大のメリットは、やはり軽さと通気性です。
ゴーグル特有の“こもる感じ”が苦手な人や、短時間の滑走でサッとかけたい人には快適に感じられます。
また、晴れた日の午前中など、光のコントラストが強く雪質が安定しているタイミングでは、サングラスでも十分滑れます。
実際に、上級者やインストラクターの中にはサングラス派も少なくありません。

ただし、その裏には“滑り慣れた人だからこそ成立する条件”があります。
上級者は天候・風・雪面の状態を瞬時に判断し、自分の視界をコントロールできる技術を持っています。
初心者や年に数回しか滑らない人が同じようにサングラスで滑ると、視界が不安定になり、事故や転倒のリスクが一気に高まります。

僕のおすすめは、「まずゴーグルで経験を積んでからサングラスを試す」というステップです。
安全を確保しながら経験を重ねれば、天候を見極める感覚も自然と身につきます。
そして、サングラスを使うなら偏光・UVカット・防曇といった機能をしっかり備えたモデルを選びましょう。

さらに、装備だけでなく環境そのものを整えることも大切です。
スノボ初心者なら、いきなり個人で雪山に行くよりも、装備レンタルや講習がついたツアーを利用するのが安心です。
安全なゲレンデ選びや事前サポートを受けたい人は、TRAVEX公式スノボツアーの利用を検討してみてください。
初心者でも気軽に参加できるプランがあり、装備面の不安を解消しながら快適に滑ることができます。

サングラスは“上級者の余裕”を象徴するアイテムです。
まずは安全を優先して、ゴーグルで滑る感覚を身につけたうえで、自分のスタイルを確立していくのが一番自然な流れだと僕は思います。

サングラスが活きるシーン

サングラスは、条件を選べば非常に快適に使える装備です。
実際、僕も晴天の日や春スノボのタイミングでは、サングラスで滑ることがあります。
その理由はシンプルで、「軽さ」「通気性」「開放感」という3つのメリットがあるからです。

まず、最もサングラスが活きるのは晴天の日中です。
光が十分にあり、雪質が安定しているタイミングでは、偏光レンズが雪面の凹凸をはっきり見せてくれます。
この条件なら、ゴーグル特有の“曇るストレス”から解放され、より自然な視界で滑ることができます。
特に春スノボのような暖かい日には、サングラスの通気性が心地よく感じられるはずです。

次におすすめなのが、短時間の滑走やリゾート滞在型スノボです。
1日中滑るわけではなく、午前中だけ軽く滑って午後はカフェや温泉で過ごすようなスタイルなら、サングラスの軽快さが便利。
休憩中や移動のときも外す手間が少なく、ファッションとしての一体感も楽しめます。

また、上級者の撮影やスタイルライディングでもサングラスは活きます。
風の抵抗を減らしたり、動きの自由度を高めたいシーンでは、ゴーグルよりサングラスの方が合うこともあります。
トリックの練習やスピン系のグラトリ(グラウンドトリック)をしているライダーの中にも、あえてサングラスを選ぶ人がいます。
この場合は「おしゃれ」ではなく、「動きやすさ」と「軽さ」が理由です。

ただし、どんなシーンでも共通して言えるのは、“天候を見極めて使うこと”
曇りや吹雪の日にサングラスで滑るのは無理がありますし、視界を奪われる危険があります。
安全を確保できる条件でのみ使うことを意識することで、サングラスは“カッコつけ”ではなく“合理的な選択”に変わります。

上手い人ほど、装備を使い分けています。
サングラスは上級者の象徴ではありますが、正しく使えば初心者でも十分に楽しめるアイテムです。
要は「いつ使うか」「どんな目的で使うか」を理解しておくことが、スマートに見える最大のポイントなのです。

初心者に伝えたい「見た目より安全」な考え方

初心者に伝えたい「見た目より安全」な考え方

サングラスはたしかに軽くてスマートに見えます。
でも、初心者が一番大切にすべきなのは「見た目」よりも安全と快適さです。
なぜなら、スノボは滑る環境が天候や気温によって激しく変化し、慣れていない人ほどその影響を強く受けるからです。

僕も最初の頃は、「せっかく滑るなら見た目もカッコよくしたい」と思っていました。
けれど、曇ったゴーグルで視界を失ったとき、そして転倒して雪まみれになったときに気づいたんです。
「どんなにおしゃれでも、安全に滑れなければ意味がない」と。
その経験があるからこそ、今は“自分を守る装備を選ぶことがカッコいい”と思うようになりました。

初心者がまず意識すべきなのは、視界・防風・UV対策の3つ
この3点を確保できれば、滑ることに集中でき、結果的に姿勢や動きも安定します。
安全に滑れて上達が早くなれば、自然とスタイルも洗練されていくんです。
つまり、本当の“カッコよさ”は見た目ではなく、滑りの余裕から生まれるということ。

もちろん、おしゃれを楽しむ気持ちを捨てる必要はありません。
ただ、その前に安全を整えることが前提です。
サングラスを使いたいなら、まずゴーグルで慣れ、天候を読む感覚を身につけてから挑戦する。
それが、最もスマートで合理的なステップだといえます。

また、初めてスノボに行くなら、装備の不安を減らすためにツアーを活用するのもおすすめです。
特に初心者向けのTRAVEX公式スノボツアーでは、レンタル装備や講習が含まれたプランもあり、安全に楽しむ環境が整っています。
「安心して滑る」ことができれば、自然と余裕が生まれ、結果的に一番カッコよく見えるはずです。

見た目を整える前に、安全を整える。
それが、スノーボードを長く、そして心から楽しむための最初の一歩だと思います。

まとめ:スノボでサングラスはダサい?危ない?結論は「条件次第」

まとめ:スノボでサングラスはダサい?危ない?結論は「条件次第」

結論として、スノボでサングラスを使うこと自体は“ダサい”わけではありません。
むしろ、上級者がうまく使いこなしている姿を見ると、「スタイルがある」「滑り慣れている」と感じる人が多いはずです。
ただし、その印象が成り立つのは経験と環境を理解して使っている人に限られるという点を忘れてはいけません。

初心者がサングラスを使う場合は、視界や安全性のリスクがつきまといます。
雪面の反射光や紫外線、強風による涙や曇りなど、街では想像できないトラブルが起きやすいのです。
だからこそ、最初のうちはゴーグルを基本にして、慣れてきたら晴天限定でサングラスを試すのが現実的な選択です。

また、サングラスを“おしゃれに見せる”ためには、機能性を犠牲にしないことが重要です。
偏光レンズ・UVカット・防曇加工といった性能を備えたモデルを選び、ウェアやヘルメットとの色合いを整えるだけでも印象は大きく変わります。
逆に、見た目だけで選んでしまうと「カッコつけてる」と思われやすく、結果的に本末転倒になってしまいます。

スノボはファッションとスポーツが融合したカルチャーですが、何よりも大切なのは“楽しむこと”。
そして、そのためには安全が最優先です。
おしゃれも大事ですが、まずは視界と体を守る装備を選ぶことが、結果的に一番スタイリッシュに見える近道だといえます。

これからスノボを始めたい人や、装備選びに迷っている人は、まず安全で快適に楽しめる環境を選びましょう。
初心者でも安心して参加できるTRAVEX公式スノボツアーなら、装備レンタルやゲレンデサポート付きで安心して体験できます。
「おしゃれに滑る」前に「安全に楽しむ」ことを学ぶことで、本当の意味での“カッコよさ”が自然と身につくはずです。

サングラスは使い方次第で、ダサくも危なくもなりません。
大事なのは、その日のコンディションと自分のレベルを見極めること。
それさえできれば、サングラスも立派な“自分らしいスタイル”の一部になるでしょう。

もくじ